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​痕跡 Evidence (中間層)

私の創作は、基軸となる公演と、その源泉を中心に据えています。公演、発信、対話、日常の中で一時的に現れ、通過していった創作の痕跡です。それらは記録であり、同時に、次の創作へ向かう途中の中間層でもあります。

社会と接触した瞬間に残った断片、記録、痕跡。

更新、別の形へと変化

Motion #0 、心
音と音楽の違いを、
自身の在り方として引き受けた原点。

創作表現活動の原点となる即興作品。

音が存在することと、音楽として成立することは同義ではない、という強い自覚が生まれた地点。偶然に委ねるのではなく、起きる事象と向き合い、その責任を引き受けること。

以後の創作は、この変化を起点として展開している。

新生児の手
​Black Santa
既存の象徴に別のフレームを与え、
継続的に実践される配置。

震災後の復興支援コンサートの現場で立ち上がった創作表現。

既存のサンタ像とは異なる「漆黒」というフレームを与え、音楽構成として配置・演奏されている。このフレームは現在も保持され、継続的に実践されている。

目だけ
​Wood Beings 
木と人間の存在を重ね、
生命の在り方を問い直す表現。

木(wood)を素材ではなく存在として捉え直す創作表現作品。

楽器として生命を与えられた木と、管理され配置された木の在り方を重ね、人間(human beings)との対比の中で存在の輪郭を浮かび上がらせる。

森の太陽光線
​Carmen Rhapsody
物語ではなく人物像の
再定義によって成立する音楽構成。

オペラ「カルメン」を起点とした創作表現作品。

物語ではなく、人物像に新たなフレームを与えることで、音楽の像を立ち上げている。楽曲そのものは変えず、構造の置き換えによって成立する音楽構成の実践である。

黒のレザージャケット
開け放たれた瞬間
音列と沈黙の均衡から立ち上がる、
解放の地点

バッハを起点とした
創作表現作品。無伴奏作品に内在する音列と沈黙に向き合い、様式美を手放すことなく新たな表現を立ち上げていく。

沈黙と躍動に執着することで、音列から解き放たれるその地点を指している。

下から見た高層ビル
​祈りの灯 《 Blood》
 戦争という事象を主体的に配置
現在進行形の表現。

戦争を扱った創作表現作品。

即興性に踏み込み、これまでの構造を進化させながら、戦争という事象を配置している。

広島生まれであるという立場に主体的に向き合い、感情や主張から距離を保った表現である

劇的な肖像画
Noise or Note
 音の価値そのものを問い、
境界を揺らす試み。

Noise と Note の境界に焦点を当てた創作表現作品。

音の価値そのものを問い、楽音と雑音の狭間にある事象を音楽構成として扱っている。

アートプロジェクトとして展開し、《創宴》をはじめ多様な空間へと発展した。

車の修理現場
​GENDER
性別という概念を音として引き受け、
その輪郭を探る。

性別をテーマとした創作表現作品。

音楽に性別があるとしたら、という問いを起点に、自身の内に生じる自動的な感覚を音として引き受けている。

性別への共感と疑問が、同時に重ねられている。

親密な白黒
First Touch
創作表現の起点に
あらためて立ち戻るための作品。

技術や様式、成果としての作品以前に、「表現が立ち上がる瞬間」に焦点を当てている。

他者、空間、楽器、記憶──何かと何かが初めて関係を持つその直前の緊張と距離、そして生じる沈黙を引き受けながら、音を配置する。

羽根のある手

© 2026 by Makoto Noumi Bajoloco

Music Office Created 

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